線維筋痛症について。私の体験談とか。

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線維筋痛症って知ってますか?

線維筋痛症(せんいきんつうしょう)という症状を知ってますか?

先日、元フジテレビのアナウンサーの八木亜希子さんが線維筋痛症であることを発表されましたね。以前レディー・ガガさんも線維筋痛症であることを発表し、線維筋痛症という症状が少し認知されるようになりました。

線維筋痛症とは、簡単に言うと、原因不明の体中が激しく痛む症状です。

「〜症」なので、病気ではないです。そういう症状ってことです。

https://toutsu.jp/pain/senikintsu.html

私も昨年、線維筋痛症と診断されました。

私も八木さんのように原因不明の体調不良が続き、働き続けるのが難しくなり休職。数ヶ月の復職を経て、退職。1年間通院と自宅で療養してました。

休職手続きのためには、医師の診断書が必要でした。原因不明だったんですが、症状から線維筋痛症と診断してもらえ、休職手続きができました。

原因不明の体調不良が続いたことは、こちらの記事に書いてます。

原因不明の体調不良?で休職・復職・退職した話〜副腎疲労の体験談
慢性的な疲れ、体中の痛み、耳鳴り、胃痛などに悩まされ、毎日ツラい…。 毎朝、起きられない程の重度のダルさ。病院に行っても「原因不明」でした。 今思うと、重度の疲労蓄積で「副腎疲労」だったと思います。(詳しくは別途書きます) 私は今は元気でこ...

八木さんの線維筋痛症の発表で、とても驚きました。線維筋痛症だと言っても周りの人はほぼ知らないので、自分から言うことはありませんでした。

でも、1年前このブログを始めた時に、線維筋痛症のことや自分の経験を広めたいと思ったことを思い出しました。

私は医療関係者ではなく、自分の経験や調べた内容を書いています。中には正しくない部分もあるかもしれませんが、ただの一般人のブログとして参考程度に読んでもらえればと思います。

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線維筋痛症の主な症状

私が経験した線維筋痛症の主な症状は、分かりやすく言うと「毎日インフルエンザで39°〜40°の高熱のような、体中の筋肉と関節が痛くて、起きているのがつらく、とても全身がだるくてしんどい」という感じです。(高熱は実際には出ません。)

ただし、線維筋痛症の方々の中でもかなり個人差があると思います。何かに触れたり、風が吹いただけでも全身に激痛が走る人もいるそうです。

ガラスが体の中を流れるような激しい痛み、ナイフで切られるような鋭い痛み、などの方もいるそうです。

私の場合は、 幸いごく軽度でした。

体中に移動性の痛みがありましたが、大体は鈍痛でした。

チクチク針で刺されるような感覚の時もありました。

たまに痛みが強い時もありましたが、痛み止めの薬は効きませんでした。

夜寝ている時は痛みは感じませんでした。

仕事でとても疲れていた時は、夜中にズキンズキン!という激しい痛みで目が覚めた事が何度かありました。

でも薬が効かないので、落ち着くまで横になったり、眠れるなら寝たり、我慢してやり過ごすしかありませんでした。

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線維筋痛症の発症の原因

線維筋痛症が発症する原因は、精神的なストレス肉体的なストレスの二つが続いた時と言われています。

肉体的なストレスとは、外傷・手術など体に物理的にストレス・負担がかかることです。

私の場合、発症のきっかけになったのはおそらく仕事のストレス帯状疱疹でした。

線維筋痛症を発症する数年前から仕事がどんどん忙しくなって、忙しさのピーク時は精神的にも肉体的にもかなり疲れてました。

仕事のストレス解消のために!と思ってたくさん運動をしたら、体も疲れてしまい帯状疱疹になってしまいました。。。

あの時、仕事で疲れていたのに半ば無理をして運動をしなければ良かったな…と思い返すこともあります。

でも帯状疱疹にならなかったら、”自分の体は限界に近いほど疲れている”と気づけなかったかもしれません。

そのまま無理してずっと仕事を続けて、もっと取り返しがつかない事になっていたかもしれないです。

そう思うと、線維筋痛症になって、1年働くことが出来なくなったけど、心身ともに休む機会を作れてよかったと思います。

今ではかなり回復して、痛みがある日はほとんどありません。

線維筋痛症を発症する直前、私はずっと毎日疲れていて、早く今の仕事を辞めたい・転職したいと思ってました。

それぐらい疲れていたりストレスを抱えている人は、世の中にたくさんいると思います。

線維筋痛症は誰でもなりうる症状です。

病院に行っても原因不明と言われることが多いですが、そのような重い症状になる前に、転職や休職、有給を使ってしばらく休むなど、できることをすることをおすすめします。

仕事が忙しくて休めない。。。という人もいっぱいいると思いますが、重い体調不良になっても、会社は助けてくれません。(最長で1年半の傷病手当は出ると思いますが。)

会社は、その後の人生の責任を負ってくれるわけではないです。

無理しないで、と人に言うことは簡単ですが、実際に自分が大変な目にあったからこそ実感してます。

本当に無理しない方がいいです!

慢性疲労症候群

全身の痛みに加えて、全身の猛烈なだるさと疲労感もありました。慢性疲労症候群にも当てはまっていたかもしれません。

慢性疲労症候群は、線維筋痛症と非常に似ている症状のようです。

慢性疲労症候群も病院の検査では診断できないため、診断基準に症状が当てはまるかどうかで診断されるようです。

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/26-その他の話題/慢性疲労症候群/慢性疲労症候群

とにかく疲れやだるさがしんどくて、何もできなかったです。

運動も続けてましたが、すぐに息が上がってしまうようになりました。

症状がひどい時は、運動して10分後くらいで筋肉痛のような痛みが全身に出て、立っているのもしんどかったです。

最初は年齢のせいかと思いましたが、異常な程の体の疲れと痛みがあったので、おかしいと思いました。

線維筋痛症の発症当時

線維筋痛症の症状(全身の痛み)が出始めた時、自分の体に何が起きているのか、まったくわかりませんでした。

病院を転々としても原因不明と言われるだけ。

血液検査などでは医者も判断できなかったからです。

何の病気なのか?全身にガンが蔓延してるのか?と不安で毎日ネットで症状を検索していました。

心療内科・内科、婦人科、ペインクリニックとはしご。

ペインクリニックでやっと診断してもらえ、お世話になってます。

ペインクリニックでも、当初は「(全身が痛いのは)姿勢が悪いせいですね」と言われて、初めから線維筋痛症と診断されたわけではなかったです。

その後先生に症状を相談したり、聞いてもらったりするだけでもすごく楽になりました。

私に合ういい先生だったので、カウンセリング効果があったと思います。

理学療法士の方にも、マッサージしてもらいながら日常のことや症状のことを話を聞いてもらうようにもなりました。

理解してもらえる、共感してもらえるっていうのはとても大きかったです。

痛みどめの薬が効かなかった分、通院して理解・共感してもらえたことは一番の薬になりました。

線維筋痛症は女性に多い

線維筋痛症を発症するのは、女性が多いと言われています。

女性は育児や介護など、日常生活のストレスの影響が大きいのかもしれません。

個人的に思う・実感していることとしては、生理周期や排卵期などの女性ホルモンのリズムで体調が悪化したり良くなったりしている気がします。(あくまでも私の実感ですが。)

女性ホルモンのバランスを良くすることで、症状が少しでも改善できるんじゃないかな?と思います。

実際に、たまたまかもしれないですが生理不順が改善してきたら、体の痛みもなくなってきました。

女性ホルモンの乱れや生理不順は冷えの影響が大きいと思うので、食事・サプリメント・入浴・運動などで、少しずつでも冷え対策をすると改善できる可能性が高いです。

線維筋痛症になり、一番つらかったこと

線維筋痛症になって一番つらかったことは、ただ怠けていると思われていただろうということです。

「痛み」や「猛烈な疲労感」という症状は、周りから見えないので、そう思われてしまうんです。

頭痛や腹痛などの症状なら説明しやすく周りからも理解されやすいですが、体中が痛いとか全身が重くて起きられないとかの症状は、周りから理解され難いです。

ただの「怠け」ととらわれてしまいがちです。

本人はものすごくつらいんですけどね…。

朝起きた時が、一番症状が重かった

朝が1日の中で一番つらかったです。

普通は疲れていてもぐっすり寝て起きれば、ほぼ疲れは回復しますよね。

「あ〜よく寝た」とか「疲れが取れた!」っていう感覚があると思うんですけど、私の場合は朝イチがものすごく体中が痛くて重くてだるくて、1日で一番疲れていました。

ぐっすり寝たはずなのに、マラソンでゴールした時のようなものすごい疲れがあったんです。それが毎朝…。

副腎疲労の対策をしたら、症状が徐々に改善した

朝起きた時が一番つらいという症状から、私は副腎疲労でもあったと思います。

副腎疲労とは、コルチゾールというストレスと戦うホルモンが枯渇してしまい、朝が一番辛くて起きられないほどのだるさが出る症状です。

副腎疲労について本を読み漁り、ネットでもたくさん調ベて、主に食事面を中心に改善を心がけました。

そうしたら体調不良がだんだん良くなってきました。

仕事を思い切って(というか諦めて)辞めたことも、大きかったです。働きながらでは回復できなかったと思います。

私がやってみた副腎疲労対策です。

副腎疲労
「副腎疲労」の記事一覧です。

線維筋痛症を機に、新しい生き方を見つけられた

線維筋痛症になって、当初は体調不良がどんどん悪化し、仕事を辞めざるをえませんでした。

収入面では療養期間中は傷病手当を頂けたので、それほど不安はありませんでした。

でも何もできず寝てばかりいたのが、精神的にも体力的にも落ち込みました。

周りからも、寝てばかりと言われて…。

でも徐々に回復して、このブログを始められました。

仕事でずっと疲れていた時は、ブログをするだなんて、時間も体力も余裕がなかったので思いつきもしませんでした。

時間があったからこそ、今までにはない新しい時間の使い方を知ることができました。

このブログも1年経ち、少しですがブログ収入を得られるようになりました。

あと、時短勤務で新しい職場に復職できて、フルタイムでガツガツ働くことだけが人生ではないと思えました。

私の場合は結婚して旦那さんがいるからっていうのはありますが。

勤務時間は以前の2/3くらいで、収入は以前の半分くらい。

正直稼ぎは良くないです。自分の収入だけではやっていけないけど、旦那さんを支えるために以前より家事に時間を使えるようになりました。

以前は、「私もフルタイムで働いてるのに!なんで私ばっかり家事をしないといけないの!」と旦那さんにグチってましたが、今は旦那さんに支えられているので、自分も支えてあげたい!仕事で疲れている時は少しでも疲れを取れるように工夫してあげたい!と思えるようになりました。

心の余裕ができて、優しくなったと思います。

「結婚してもフルタイムで働くのが当たり前!お金が大事!」と思ってましたが、こういう生き方もあるんだな〜悪くないな〜と思えました☺️

これから新しい生き方をもっと充実させたいと思います。

副腎疲労
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